==首長ニュース====================================================
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分権時代を切り開く自治体トップの実像!     1998/12/14 準備1号
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このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して
発行しています。( http://www.mag2.com/ )
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■トピックス
  リコール請求――埼玉県南河原村
  「住民投票は必要ない」――徳島県徳島市
  謝礼は落札金額の1パーセント――山梨県玉穂町
  政治信条は「清潔」だった――兵庫県小野市
  三セクを解散――三重県鳥羽市
  2度にわたる不信任決議案――奈良県平群町
  合併は2002年度までに――山口県徳山市
  処分は市長の裁量――高知県室戸市

■都道府県情勢――三木王国と後藤田王国(徳島県の巻)
  覇権を争う阿波戦争
  三木王国の誕生
  復活する後藤田氏
  落ちた三木の牙城
  王国にも翳りが

■首長選挙結果
  核抜き施設の推進派が当選(北海道 幌延町)
  当選町長が選挙違反で逮捕(埼玉県 川島町)
  リコール市長返り咲きならず(新潟県 小千谷市)
  出直し選挙は前県議会議長が当選(石川県 松任市)
  大型事業の凍結訴えた新人が現職破る(福岡県 古賀市)
  全国最年少の市長誕生(神奈川県 逗子市)
  出直し選挙は前助役の敗北(滋賀県 近江八幡市)
  全国唯一の女性町長が再選(京都府 野田川町)
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■トピックス■
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 ●住民運動●
 ▼リコール請求――埼玉県南河原村
 住民グループ「明日の南河原村をつくるためのこん談会」が11月28日、
吉野都美男村長のリコール投票を村選挙管理委員会に本請求した。投票は来年
1月になる見通し。吉野氏は昨年1月の選挙で返り咲いたが、その直後、村税
を12年間も滞納していたことが発覚。さらに同年10月には当て逃げ事故で
書類送検され、今年6月には村の工事にからんで県の補助金800万円を不正
に受けていたことが明らかになり、前村長派が中心になってリコール運動を進
めていた。

 吉野氏は村長3期目の84年に土地改良区と農協を舞台にした横領・背任事
件で逮捕され(執行猶予付きの有罪が確定)、翌年1月にリコールが成立して
いる。吉野氏は再度、リコール投票が請求されたことについて「自分の考えは
支持者に対して明らかにするつもりなので、公式に話すことはなにもない」と
報道陣に答えており、住民投票で全面対決する構え。

 ▼「住民投票は必要ない」――徳島県徳島市
 吉野川に可動堰を建設する計画に反対する市民グループが7日、建設の賛否
を問う住民投票を求めて署名簿を提出した。住民投票条例の直接請求に必要な
署名数は有権者の50分の1だが、市選挙管理委員会に提出されたのは過半数
を超える12万人弱。請求が正式に受理された後、条例案として議会に提案さ
れるが、提出者となる小池正勝市長は記者会見で「池水や利水上の問題は徳島
市に限られた問題ではない。(住民投票条例は)必ずしも必要ない」と実施に
否定的な見解を示した。

 ●不祥事●
 ▼謝礼は落札金額の1パーセント――山梨県玉穂町
 森川百規町長が11月30日、町発注工事の予定価格を漏洩していた競売入
札妨害容疑で逮捕された。業者に予定価格を直接教えていた当時の都市整備課
長はすでに逮捕されており、森川町長はこの課長に価格漏洩を指示していた疑
い。業者によると、工事の入札後、落札金額の1パーセント程度が謝礼として
町長の後援会関係者に渡していた。

 ▼政治信条は「清潔」だった――兵庫県小野市
 史跡公園整備工事をめぐる談合事件で起訴された市内トップクラスの建設業
者から賄賂を受け取っていたことが分かり、広瀬博司市長が10日、収賄容疑
で逮捕された。同市では10年前にも談合疑惑が発覚、その最中の市長選で
「清潔、明朗、公平」を政治信条に掲げた広瀬市長が初当選した。しかし、3
選をめざした96年の選挙では市長のプレハブ選挙事務所をこの建設業者が請
け負い、選挙戦を指揮していたいという。

 ●決断●
 ▼三セクを解散――三重県鳥羽市
 鳥羽市と近畿日本鉄道、日本郵船、清水建設などが出資している第三セクタ
ーのリゾート開発会社「鳥羽小浜開発」(資本金14億8800万円)を解散
する意向を同社社長でもある井村均市長が8日の12月定例市議会で明らかに
した。同社は90年に設立され、総事業費646億円で臨海リゾート基地の造
成をめざしたが、事業費の高騰、バブル経済の崩壊、不況のため92年以降、
事業を凍結。99年度から再開の予定だったが、採算の見通しが立たないこと
から井村市長は「これ以上の継続は不可能。市民に大きな迷惑をかけた。深く
お詫びしたい」と述べた。市の出資金は5億円。

 ●議会●
 ▼2度にわたる不信任決議案――奈良県平群町
 議会は9日の本会議で北川吉晃町長の辞職勧告を決議した。9月定例議会に
続いて不信任決議案も同時に提案されたが、否決された。決議は「町政運営が
無責任で、混乱を招いた」としており、近鉄平群駅周辺の整備事業や土地開発
公社の問題を指摘。辞職勧告決議に法的な拘束力はないが、北川町長は10日、
「二度も不信任決議案を出され、恥じている。人気をまっとうできず、残念だ」
と述べ、辞職する意思を明らかにした。

 ●市町村合併●
 ▼合併は2002年度までに――山口県徳山市
 下松市、新南陽市との合併計画を進めている徳山市の小川亮市長は7日の
12月定例議会に法定合併協議会の設置議案を提出し、合併の時期についても
「(来春の市長選後の)4年よりもっと早くと思っている」と述べ、2003
年4月より前との見通しを示した。3市の市長の中で具体的な合併時期に触れ
たのは初めて。

 ●訴訟●
 ▼処分は市長の裁量――高知県室戸市
 高知地裁は4日、単純賭博罪で罰金の略式命令を受けた市職員4人を依願退
職させた西尾恒造前市長の処分について「いかなる懲戒処分を選ぶかは市長の
裁量である」との判断を示し、退職金合計4000万円余りの返還を請求して
いた市民グループの訴えを棄却した。

 ●進退●
 ▼青森県鰺ヶ沢町
 斎藤禮次郎町長は10日の12月定例議会で「9月に7選をめざして立候補
する意思を表明したが、最近の体調が必ずしも万全とは言えない。熟慮の結果、
この際、新しい力に町政を期待すべきとの考えに至った」と述べ、来年4月の
町長選挙に立候補せず、引退することを表明した。町長選にはすでに前助役と
元町職員の町議が立候補の意志を明らかにしている。

 ▼岩手県北上市
 高橋盛吉市長は1日の12月定例議会で来年4月の市長選には立候補しない
意向を明らかにした。高橋氏は86年に初当選し、91年の合併に伴う選挙も
含めると現在4期目。「これ以上は長すぎる。残る期間で懸案課題をできるだ
け解決したい」と述べた。

 ▼千葉県勝浦市
 8期32年と現職では全国で最多選だった山口吉暉市長が4日の12月定例
議会の冒頭で「市の発展に欠かせない水道問題の解決を手はじめに、道路整備、
宅地造成、企業や国際武道大学の誘致を進めてきたが、事業のほとんどが終わ
り、私のめざした市の活性化と街づくりの基盤整備がいちおう達成した」と述
べ、引退を表明した。山口氏は市議1期目の1967年に初当選し、以後連続
8回当選。8回のうち4回は無投票当選だった。

 ▼東京都文京区
 区長が公選制になった1975年から連続6回当選の遠藤正則区長は9日の
12月定例議会で今期限りで引退し、来春の選挙に出ないことを明らかにした。
すでに区議会最大勢力の民主党が区議の擁立を決めており、遠藤氏は「気力、
体力とも充実しているが、熟慮の結果、決めた」と述べた。23区で6回当選
はほかに世田谷区と江戸川区だけ。

 ▼大阪府寝屋川市
 高橋茂市長は2日、「健康状態が思わしくなく、途中でリタイアするようで
は市民に申し訳ない」と来春の選挙に立候補しないことを明らかにした。

 ▼大阪府藤井寺市
 堀端宏市長は8日の12月定例市議会で「1年ほど前から、5期20年がひ
とつの区切りと考えていた」と延べ、来春の選挙に出ない意向を表明した。


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■都道府県情勢――三木王国と後藤田王国(徳島県の巻)■
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 ●覇権を争う阿波戦争●

1937年(昭和12)の初当選以来連続19期、在職期間は半世紀にわた
り、「議会の子」と称された三木武夫元首相が病没したが、亡くなる前の十
数年間は県政界の覇権をめぐる後藤田正晴氏との確執に明け暮れ、「阿波戦
争」として全国的に知られた。

 発端は74年(昭和49)の参議院選挙だった。旧内務省の出身で警察庁長
官から田中角栄内閣の官房副長官(事務)に抜擢された後藤田氏が出馬を表明
し、再選を狙う久次米健太郎氏と自民党の公認を争った。久次米氏は県農協連
会長から県議会議長まで務めた三木派の現職議員だったが、結局、公認は「田
中の懐刀」との異名を取った後藤田にさらわれてしまった。

 選挙戦は三木、田中両氏の代理戦争とまでいわれたが、結果は無所属となっ
た久次米氏が三木氏の支援を受けて当選。後藤田氏は大量の選挙違反者を出し
て金権選挙と批判を受け、三木氏は田中内閣の打倒を狙って副総理を辞した。
そして、その年の12月、田中氏のあとを受けて三木総裁が椎名裁定によって
誕生している。

 当時の知事は武市恭信氏だった。戦後の民選知事としては阿部五郎(1期)、
阿部邦一(1期)、原菊太郎(3期)の各氏に続く4代目だ。の武市は美馬郡
貞光町長から三木氏の国務大臣秘書官を経て63年(昭和38)の衆議院選挙
に出馬、三木氏の全面支援のもとに初当選した。任期半ばの65年に今度は知
事選に担ぎ出されて当選し、以後、三木−武市ラインで県政を取り仕切ってい
たのだ。

 ●三木王国の誕生●

 武市知事のもとで県内の自治体首長や県議は次々に三木派となり、徳島県は
三木王国と呼ばれた。その王国で、武市知事は事実上、三木の城代家老でもあ
った。

 後藤田氏の登場以前にも三木氏の政敵はいた。その筆頭に挙げられるのが三
木与吉郎だ。三木(与)は藍商人として財を築き、戦前に衆議院議員を1期務
めたあと53年(昭和28)から参議院議員に3回当選し、自民県連の会長も
歴任した県政界の実力者だった。

 その三木(与)が引退したあとの71年(昭和46)の参議院選挙に、三木
(与)氏は元中小企業庁長官で衆議院議員を5期務めた小笠公韶氏を自分の後
継者として推したが、三木(武)氏は自派県議の伊東薫氏を公認候補に決めた。

 このときは、後藤田氏と久次米氏が争ったときとは反対に、無所属になった
小笠氏が三木(武)派の伊東氏を大差で破ったが、その改選となった77年選
挙では三木(武)氏が推した元農林事務次官の亀長友義氏が公認候補として出
馬し当選している。

 ●復活する後藤田氏●

 参議院選挙で負けた後藤田氏もそのままではなかった。76年(昭和51)
の衆議院選挙でトップの三木に次いで2位当選すると、すかさず県議会で自民
の反三木派と社会、公明両党を糾合して、武市知事に対する4選出馬断念勧告
を決議した。さらに翌年の知事選には社会、公明両党とともに自派の三木申三
県議を対立候補に仕立て上げて自民公認の武市にぶつけたのだ。

 この選挙では1539票の僅差で武市知事が辛くも逃げきったが、次の81
年(昭和56)選挙ではついに三木(申)氏が2万7千余票の差をつけて武市
氏を破っている。そして知事のポストを押さえると、後藤田氏は続く83年の
県議選で自派県議を増やして県議会で最大派閥とし、同年末の衆議院選挙では
ロッキード判決が争点であったにもかかわらず、トップ当選を果たした。

 後藤田氏が反三木の論拠として一貫して掲げたのは、県経済の立ち遅れであ
った。明治の初めには、藍、塩、それにタバコ、紙などの特産品により、徳島
は全国でも有数の富裕県であった。ところが、その後の工業化に乗り遅れ、県
勢の地盤沈下を招いた。その原因は、県を代表する政治家である三木氏が地元
への貢献を怠ったからである、というのが後藤田氏の論法だった。

 後藤田氏は三木申三県政のもとで中央とのパイプを強調し、利益誘導型の政
治手腕の必要性を説いた。そして、公共事業を県内自治体へ配分する権限を持
つ知事の権力とあいまって、後藤田氏はそれまで三木派だった首長や県議らを
自派に塗り変えていった。三木王国に代わる後藤田王国の誕生である。

 ●落ちた三木の牙城●

 85年(昭和60)2月には反後藤田派の最後の牙城だった徳島市でも、三
木知事の後援会長で、かつて三木武夫氏の政敵だった三木与吉郎参議院議員の
次男、三木俊治氏を市長に据えることに成功している。三木武夫氏に支援され
ていた当時の山本潤造氏は、武市県政の出納長を後継者として担いだが敗れ去
り、さらに山本氏自身も同じ年の知事選で三木申三氏に挑んだが、大差で負け
た。

 そして翌年の衆議院選挙では、病床からの立候補となった三木氏を尻目に、
後藤田氏は再びトップで当選した。そのあと県連会長に就任し、後藤田氏は名
実ともに自民党県連を手中に収めた。

 その後、三木は88年11月に現職議員のまま亡くなり、翌年(平成元)の
知事選では、弁護士の中西一宏氏から挑戦を受けた三木申三知事が県民党の立
場からどの政党の推薦も得ずに3選を果たした。

 ●王国にも翳りが●

 ところが、93年(平成5)の知事選では、徳島市長を2期で引退したばか
りの三木俊治氏の立候補を求める声が支持者の間から上がり、4選を狙ってい
た三木申三氏との間で保守分裂の「三木・三木戦争」の可能性がにわかに高ま
った。

 後藤田氏は「知事の多選は望ましくない」と三木(申)氏の4選出馬に待っ
たをかけ、さらに三木(俊)氏にも立候補を思いとどまらせた。そして、「第
三の候補」として担ぎ出したのが運輸官僚の円藤寿穂氏だった。政治家として
すでに力を蓄えつつあった2人の三木氏ではなく、比較的若手の官僚出身知事
をつくることは、後藤田氏が自分の影響力を最大限残すうえで最良の選択だっ
たのだ。

 このときは地元経済界にも知事選のたびに保守政界を二分した争いをするの
は避けたいという意向が強かったため、円藤氏はすんなりと自民党はじめ社会、
公明、民社、新生、日本新党、新党さきがけの推薦を得て、共産党候補らを大
差で破り当選した。なお、円藤知事は97年の選挙でも共産・新社会両党を除
くオール与党体制を維持したまま再選を果たしている。

 後藤田氏は93年の知事選で「知事メーカー」としての面目は保ったものの、
選挙戦を前にして病気で入院するなどその支配力にはすでに翳りが見え始めて
いた。地盤の町村では落選する自派の首長も出てきた。

 後藤田氏は衆議院の選挙区が全県1区から3つの小選挙区に分割されたのを
機に政界を引退した。96年(平成8)の衆議院選挙では徳島市のある1区か
ら三木俊治氏、自分の地盤が残る3区から三木申三氏を立候補させたが、2人
とも落選した。

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■首長選挙結果■(11月23日から12月13日まで)
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 ●選挙戦●
表の見方―――――――――――――――――――――――――――――――
 1行目=都道府県・市町村・投票率(%)・当日有権者数
 2行目以降=候補者(一番上が当選者)・年齢・党派・現元新
 ・当選回数(当選者のみ)・得票数・得票率(%)
 党派の後の( )内は推薦・支持政党 自=自民 民=民主 公=公明
                   共=共産 由=自由 社=社民
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<11月29日投開票>

▼核抜き施設の推進派が当選
北海道 幌延町 88.11 2,321
 上山利勝 71 無所属 現 4 1,453 74.17
 荻生和敏 49 無所属 新  506 25.83

 高レベル放射性廃棄物関連施設の是非が争点だったが、「核抜き」の深地層
研究所誘致を掲げた上山氏が反対派の共産党地区委員会役員である荻生氏を大
差で破った。告示直前に核燃料サイクル開発機構が「核施設の立地を将来とも
しない」と表明したことが、上山氏に有利に働いた。

北海道 士幌町 84.03 5,316
 小林康雄 47 無所属 新 1 3,781 86.88
 新庄晴也 70 無所属 新  571 13.12

福島県 川俣町 81.45 14,621
 黒沢正夫 58 無所属 新 1 5,939 50.76
 本田徳松 70 無所属 新  5,761 49.24

▼当選町長が選挙違反で逮捕
埼玉県 川島町 66.75 17,851
 山口昌毅  64 無所属 新 1 5,955 45.29
 染矢昭文  63 無所属 新  4,751 36.13
 小森谷武雄 56 無所属 新  1,384 10.53
 小島和義  67 無所属 新  1,059  8.05

 初当選した山口昌毅・元町総務課長は5日後に公選法違反(買収)容疑で逮
捕された。容疑を否認したまま町長就任日を警察署で迎えたが、辞職する意思
はなく、弁護人を通じて「事前に就任後の計画も練っていたので、すぐにでも
町長としての執務をとりたい」。

神奈川県 大磯町 61.24 26,328
 片野一雄  67 無所属 新 1 7,965 50.00
 石井宣和  56 無所属 現  7,496 47.06
 岡田豊太郎 60 無所属 新  469  2.94

▼リコール市長返り咲きならず
新潟県 小千谷市 80.83 33,567
 関広一  63 無所属      新 1 15,241 57.35
 広井庄一 66 無所属(社・共) 前  11,336 42.65

 市長に対するリコール運動が発端。広井氏はリコール投票の前に辞職し、再
び立候補したが、市民団体が推す前市議会議長の関氏に敗れた。リコール運動
は広井氏の政治手法・姿勢をただすものだったが、背景には1年半前の初当選
以来続く議会多数派との確執も。広井氏は同市を地盤とする星野行男前衆議院
議員の支援を受けたが、市政を混乱させた責任を問われる形になった。

新潟県 小出町 85.34 9,734
 高橋利勝 57 無所属 新 1 4,886 59.79
 岡部忠好 57 無所属 新  3,286 40.21

新潟県 羽茂町 90.27 3,783
 早川一夫 63 無所属 新 1 2,148 63.76
 日下敞舜 60 無所属 現  1,221 36.24

富山県 大門町 87.58 10,168
 田所稔  62 無所属 新 1 4,985 56.50
 角谷庄司 60 無所属 新  3,838 43.50

▼出直し選挙は前県議会議長が当選
石川県 松任市 73.56 49,615
 角光雄  67 無所属      新 1 14,675 40.65
 福田功  58 無所属(民・由) 新  9,493 26.30
 福田裕  51 無所属      新  8,366 23.18
 窪田功  59 無所属      新  1,904  5.27
 二口直勝 56 無所属(共)   新  1,659  4.60

 市発注工事の贈収賄事件で前市長が辞職。保守乱立となった出直し選挙では
市議から県議になった前県議会議長の角氏が元市議会議長の福田功氏、前市議
の福田裕氏らを退けて当選した。

山梨県 春日居町 87.34 5,341
 金井豊明 71 無所属 現 2 2,524 54.47
 田中勇  60 無所属 新  2,110 45.53

岐阜県 養老町 67.87 26,164
 稲葉貞二 63 無所属 新 1 9,307 52.88
 森和彦  52 無所属 新  8,293 47.12

愛知県 稲沢市 44.05 75,948
 服部幸道  63 無所属(自・民・公・由・社) 現 2 19,075 57.90
 小川透  38 無所属            新  7,324 22.23
 勅使川原勇 60 無所属(共)         新  6,547 19.87

愛知県 甚目寺町 47.83 26,786
 村上博光 63 無所属 現 5 8,017 63.76
 石黒錦吾 70 無所属 新  4,556 36.24

滋賀県 虎姫町 75.29 4,662
 上田昌之  52 無所属 現 5 2,138 61.86
 千種三喜男  70 無所属 新  1,198 34.66
 長谷川すみ江 77 無所属 新  120  3.47

大阪府 田尻町 80.82 5,668
 石谷嘉造 56 無所属 現 2 1,830 40.78
 水野典平 43 無所属 新  1,267 28.24
 原田千鶴 61 無所属 新  883 19.68
 伊藤幸男 55 無所属 新  507 11.30

高知県 宿毛市 67.72 19,890
 林遉  70 無所属(自・民・公・社) 現 7 7,854 59.28
 山岡珠恵 64 無所属(共)       新  5,394 40.72

▼大型事業の凍結訴えた新人が現職破る
福岡県 古賀市 66.67 40,293
 中村隆象 50 無所属      新 1 9,296 34.83
 橘治資  60 無所属(民・社) 新  7,990 29.94
 森藤雄  69 無所属      現  6,288 23.56
 奴間健司 46 無所属      新  3,113 11.66

 市総合健康文化公園の二期工事が争点となり、「凍結」を訴えた新日鉄の元
九州支店次長、中村氏が前収入役や現職市長らを退けて当選した。

鹿児島県 加治木町 51.86 17,471
 川野威朗  54 無所属 新 1 4,881 54.74
 宇都宮明人 64 無所属 現  4,035 45.26

鹿児島県 天城町 95.63 5,646
 吉岡光一 60 無所属 新 1 2,732 51.03
 寿洋一郎 54 無所属 現  2,622 48.97


<12月6日投開票>

茨城県 真壁町 73.55 16,170
 平間小四郎 62 無所属 現 5 7,070 60.20
 小堀常雄  54 無所属 新   4,674 39.80

長野県 穂高町 69.93 23,733
 平林伊三郎 61 無所属 現 2 11,146 67.84
 等々力納  63 無所属 新   5,285 32.16

山口県 周東町 78.47 12,088
 亀岡重則 62 無所属 新 1 5,118 54.56
 中嶋尚士 52 無所属 現   4,262 45.44

佐賀県 呼子町 89.72 5,088
 久満泰彦 52 無所属 新 1 2,191 48.67
 三浦睦雄 68 無所属 新   2,028 45.05
 古里昭彦 44 無所属 新    283  6.29


<12月13日投開票>

山形県 大石田町 90.97 7,700
 早坂清  70 無所属 新 1 2,655 38.42
 常盤茂樹 28 無所属 新  2,484 35.94
 星川憲一 50 無所属 新  1,772 25.64

茨城県 里美村 87.82 3,761
 佐川卓正 57 無所属 新 1 1,692 52.40
 荷見泰男 54 無所属 現  1,313 40.66
 白石栄良 72 無所属 新  224  6.94

茨城県 大子町 72.06 20,053
 飯村精造 67 無所属 新 1 7,639 54.16
 神賀喜作 61 無所属 新  6,466 45.84

▼全国最年少の市長誕生
神奈川県 逗子市 53.86 47,639
 長島一由 31 無所属      新 1 9,120 35.99
 平井義男 62 無所属(自・公) 現  8,405 33.17
 長島孝一 62 無所属      新  3,265 12.89
 田口汎  63 無所属      新  3,263 12.88
 田中俊樹 46 無所属      新  1,285  5.07

 当選した長島一由氏は現職市長としては全国最年少。フジテレビ報道局記者
を経て96年の衆議院総選挙に立候補したが落選し、97年から鎌倉市議を務
めていた。

▼出直し選挙は前助役の敗北
滋賀県 近江八幡市 58.43 51,685
 川端五兵衛 61 無所属(民・公・さきがけ) 新 1 13,078 43.64
 山本清磨  63 無所属(自)        新  12,727 42.47
 小川広司  49 共産            新  4,160 13.88

 リゾート開発をめぐる汚職事件で逮捕された市長の辞職に伴う出直し選挙。
元京都薬科大学理事長で近江八幡青年会議所理事長でもあった川端氏と、前助
役の山本氏による事実上の一騎打ちだった。

▼全国唯一の女性町長が再選
京都府 野田川町 84.30 8,725
 太田貴美 52 無所属 現 2 3,775 51.72
 有吉正  49 無所属 新  2,129 29.17
 赤松孝一 47 無所属 新  1,395 19.11

 全国で一人だけの女性町長、太田さんが前町議2人を振りきって再選された。
他に女性の首長は市長2人(兵庫県芦屋市、埼玉県蓮田市)と村長1人(高知
県葉山村)。

福岡県 小竹町 85.01 8,328
 山本康太郎 63 無所属 現 2 5,053 75.16
 和田瑞穂  60 無所属 新  1,670 24.84


 ●無投票当選●
(都道府県・市町村・当選者・年齢・党派・現元新・当選回数の順)

<11月24日告示>

北海道  奈井江町 北良治  62 無所属 現 4

北海道  津別町  高瀬毅  69 無所属 現 2

山形県  藤島町  小鷹栄一 57 無所属 現 3

栃木県  那須町  藤田傑  60 無所属 現 2

新潟県  下田村  佐藤寿一 61 無所属 現 2

新潟県  吉川町  角張保  59 無所属 現 2

富山県  山田村  山崎吉一 69 自民  現 3

岐阜県  古川町  菅沼武  63 無所属 新 1

京都府  加悦町  西原重一 72 無所属 現 4

※西原氏は4回連続の無投票当選。

大阪府  美原町  高岡寛  68 無所属 現 2

和歌山県 打田町  根来公士 67 無所属 現 4

鹿児島県 薩摩町  山口昭幸 63 無所属 新 1

鹿児島県 笠利町  朝山毅  51 無所属 現 2


<12月1日告示>

長野県  八坂村  大日向一 68 無所属 現 4

鳥取県  羽合町  井上正直 62 無所属 現 2

長崎県  飯盛町  松原英郎 67 無所属 現 4

長崎県  北有馬町 高木英俊 63 無所属 現 2


<12月8日告示>

千葉県  成東町  椎名千収  53 無所属 現 3

神奈川県 大井町  間宮恒行  50 無所属 新 1

広島県  東城町  遠藤晏史  60 無所属 新 1

佐賀県  脊振村  山口三喜男 63 無所属 現 2

熊本県  長陽村  今村輝昭  66 無所属 現 3

大分県  米水津村 富松明   69 無所属 現 3

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首長ニュース(KUBICHO-NEWS) 準備1号 1998/12/14発行
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